4月14日 Hyatt Place LivoniaにてKDDIデトロイト支店主催のITセミナーが開催され、
協賛企業2社を含む合計5名のプレゼンターが自動車業界での通信やITについてのトピックを紹介しました。
デトロイトでのセミナーは初の試みでしたが、地元デトロイトの日系自動車関連会社から多くの参加者が訪れました。
KDDI独自の通信・ITのノウハウの中からは、自動車業界に密接なコネクティッドカーとそのセキュリティやIoT/M2M,
セキュリティの運用に関する話題が、
協賛会社であるCalsoft SystemsとGlobal
Vision Technology社からは、それぞれ専門としているERP並びに設計図管理に関する話題がそれぞれ提供されました。
「コネクティッドカーとその脅威とセキュリティ」
by KDDI研究所
最新の通信技術を研究開発しているKDDI研究所からは、コネクティッドカーに焦点を当て、自動車セキュリティへの取り組みや、クルマのハッキング事例、KDDI研究所の車載システムセキュリティ技術を紹介した。
「製造業向け最新ERPの機能と導入事例」
by Calsoft Systems
ソフトウェアの専門会社としてMicrosoft社の基幹業務システム“Microsoft
Dynamics AX”を紹介し、製造業にERP(Enterprise Resorce Planning)を適応させるには、生産管理標準機能、オープン性、操作性、情報可視性など、企業ごとに何が必要であるかを吟味しカスタマイズすることが鍵であると唱えた。
「最新のオンラインPDM/PLMシステム」
by Global
Vision Technology
CAD大手Dassault社が提供するオンライン設計管理システム“3D
EXPERIENCE for the Enterprise / Collaborating with CATIA V5”を題材として紹介。設計した製品をオンラインで管理することで、世界中のどの端末からデータにアクセスしてもリアルタイムの情報がわかり、客先から要求された仕様の変更に対しても素早く対応することができる。
「IoT/M2Mの取り組みと将来展望」
by KDDI America
物との通信を行うことで遠隔操作を可能にするIoT/M2M技術。日本ではKDDIがIoT/M2Mを駆使した商材を開発及び販売しており、電力業界やトラックそして産業機器の分野において応用されている。こうしたIoT/M2M技術への具体的な取り組みや将来の展望について語られた。
「セキュリティと運用」
by KDDI America
犯罪率の高いとされるデトロイト郊外に居住する参加者の多くを前にし、「皆さんは危険とされている地域を事前情報を得ることで回避し、安全な郊外の町を選んで暮らしています。サイバーセキュリティへの意識についても同様です。」というユニークな切り口で、簡単なチェック項目を紹介しながら企業レベルでのサーバーセキュリティに対する意識改革を促した。
KDDIアメリカ・デトロイト支店では、今後も通信やITに関する情報発信を様々な形で行っていく予定です。